【大阪歴史散歩】竹内街道にたたずむ「大道旧山本家住宅」—歴史の息吹を感じる一軒家
こんにちは!バオムプロジェクトです。
本日は、日本最古の官道とも言われる**「竹内街道(たけのうちかいどう)」沿いにある、大阪府藤井寺市の重要文化財、「大道旧山本家住宅」**をご紹介します!
歴史が息づく街道沿いに、ひっそりと佇むこの旧家。かつての街道のにぎわいと生活の痕跡が感じられる、貴重な文化財です。
◆ 竹内街道とは?
まずは簡単に竹内街道について。
竹内街道は、大阪の堺市から奈良の飛鳥までを結ぶ日本最古の国道で、飛鳥時代に整備されたといわれています。
遣隋使の派遣や、大陸からの文化流入の要所でもあったこの街道は、「日本のシルクロード」とも呼ばれることがあります。
街道沿いには今も昔ながらの町並みや、歴史ある建物が点在しており、歴史好きにはたまらないエリアです。
◆ 大道旧山本家住宅とは?
さて、本題の「大道旧山本家住宅」。
この住宅は**江戸時代後期(19世紀)**に建てられたとされる町家で、かつては薬種商(薬の材料を扱う商売)を営んでいた旧家です。
街道沿いの主屋(おもや)は、入母屋造りの瓦葺きで、間口が広く奥行きもある、典型的な街道沿いの町家の構えが特徴的。
特に見どころは、
-
格子戸や虫籠窓といった江戸後期の意匠
-
奥に広がる中庭と土間
-
生活と商いが一体となった間取り
など、当時の暮らしがそのまま残されているような空間です。
◆ 見学のポイント
現在は藤井寺市が所有・管理しており、特定の日には一般公開やガイドツアーも行われています。
見学の際は、街道の風情と併せて、近くの寺社や古墳巡りとセットで回るのもおすすめです。
静かな街道に、カメラを持ってぶらり歩きながら、江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わってみてはいかがでしょうか?
◆ アクセス情報
-
所在地:大阪府藤井寺市大道1丁目
-
最寄駅:近鉄南大阪線「藤井寺駅」から徒歩約10分
-
公開日・時間:不定期公開のため、藤井寺市の公式サイト等で要確認
◆ まとめ
大道旧山本家住宅は、ただの古い建物ではありません。
それは竹内街道の歴史と、大阪・藤井寺の人々の暮らしがしっかりと刻まれた「生きた文化財」です。
歴史に触れたい、落ち着いた街歩きをしたいという方には、ぴったりのスポット!
ぜひ一度、竹内街道を歩いて、「時間旅行」に出かけてみてくださいね。
コメント
コメントを投稿